僕は失敗しましたよ

成功する Wiki の条件 - int’s blog

ここで提示されている条件には抗う隙もない。で、僕の失敗は、垂直立ち上げ型でなかったこと、ある程度の熱心な利用者が存在しなかったこと、が該当するのかな。

しかし、おそらく一番大きな問題だったのは「扱う主題が一つ」という条件を満たせなかったことにあるのだと思う。「扱う主題はウォーゲームのみ」と言ってしまえば、あのWikiはウォーゲームのWikiを目指していたわけで、それから大きく外れることもなかった(若干のハズレはあったけど)。

問題は「ウォーゲーム」というくくりが「一つの主題」ではないということなんだと思う。一口にウォーゲームといっても、タイトルが異なれば全然違う世界だったりするし、事実、自分の守備範囲外のゲームに関するWikiができたときに、そのページの内容に違和感を感じながらも、その正誤を確認するための材料がなかったり、修正するための調査をするエネルギーをさけなかったりして、手出しできなくなることが少なくなかった。

この文章は「僕が管理人だったから、または管理の方針がよろしくないから失敗した」という理由については考えないで書いている。念のため。

ウォーゲームという括りがあまりに広範囲にわたり、より限定したタイトルを主題にすべきだった、というのは正しいのかもしれない。「テレビゲーム」という主題ではなく、個別タイトルでWikiを作るべき、みたいなものか。なるほど、正しそうだ。

ウォーゲームというジャンル分けが適切ではないと感じることは、何もWikiに限ったことじゃない。「趣味はウォーゲームです」といってみたところで、実際にプレイしたいゲームや、プレイスタイルは多岐にわたる。より細かいところで話をしておかないと(どのへんの時代が好きか、プレイスタイルは繰り返し型かいろいろプレイ型か、その他色々、ウォーゲームと一口に言っても、本当に幅広い。

かといって、ウォーゲーマーはものすごく少ないんだろうと思う。なので、コミュニティがなかなか成立しない。コミュニティを成立させることができない僕に問題があったとも言えるが、そちら方面の検証は今回は(おそらく今後も)パス。

と思ったら、そもそも「Wikiはまずコミュニティありき」ではないかという記述を含むエントリにまで行き当たって、かなり強く納得。コミュニティ形成を望んだ僕が間違いか orz...

Wikiサイトに求められるコミュニティーの求心力 - Thoughts and Notes from NC