生のリアクションの嬉しさ

6人ものプレイヤーたちが、僕の作成した和訳ルールを使ってGCACWシリーズをプレイする状態というのは、それ自体かなり感動的な様子ではあるのだけれど、実際にはそれ以上に多くの刺激だったり、満足感だったりを得ることができる。

和訳の提供方法

これまでの経験から、多くのプレイヤーは最新のルールや図表をプリントアウトすることはあまりなく、一度プリントしたものを使い続けるように思っていたのだけれど、今回もその傾向に変わりはなかったように思う。この点から、和訳ルールは頻繁に改訂するよりも、できるだけ改訂・改版はせずに、正誤表を随時出していく方がよいと改めて確信した。

しかし、正誤表を印刷しているプレイヤーがほとんどいなかったため、誤ったルールによる混乱が生じていた。以前は僕が正誤表のウェブをプリントして持参していたのだけれど、今回はこれをおこなっていなかったことに強く後悔。

そもそも、正誤表をウェブだけで公開することはあまりよい方法ではないのだろうと思い至った。今後のやり方としては、1) ルールブックは大きな変更を加える場合を除いて改訂しない、2) 正誤表はPDFで発行し、これもあまり頻繁には改訂しない、3) PDFを改訂するまでに発見された誤りは一時的にウェブに掲載して混乱を防ぐ、という方向性がいいのではないかと考え中。

ルール知識

プレイヤーたちからルールに関する質問を受けることがしばしばあり、正確に答えられるかどうかという心地よい緊張と、答えられなかったときの悔しさと、答えられたときの満足感(とちょっとした天狗気分)を楽しんだ。

残念ながら答えられなかったのは「複数ユニットが退却する場合、別々のヘクスに退却することができるか?」だった。答えはNo。根拠は標準ルールの7.6の最初のブロック。

訳語

  • 疲労」(Fatigue)と「疲弊」(Exhaust)がわかりにくい
  • 塹壕マーカーの訳語が読めない、わかりにくい

。。。などの意見をいただいた。また、ASLのプレイヤーたちが「スタンダードルール」という単語を普通に使っているのを聞いて、「標準ルール」という訳語はカッコワルイなぁ、と改めて思ったりもした。Leaderを「司令官」としたのも今思うとやっぱり失敗に思える。などなど。

思えば、GTCの和訳を始めたのはもう5年前のことだ。そろそろ改訂してもいいのかなぁ、と思いつつ、まずはRTGとRWHを片付けないと。標準ルールの和訳の改訂は、Chickamaugaにパッケージされるであろう、次の版がでたときだ。