音楽は誰のものか

作者のものであり、演奏者(歌い手を含む)のものなのだろうとは思う。しかし、必ずしもその人たちだけの手で音楽が作られ、聞き手に届けられているとは限らないようにも思う。著作権管理団体がすべてを決めているとしたら、それに強い違和感を持つけれど、では、作者や演奏者だけがすべてを決めて、それ以外の人たちに何も決めることができないのだとしたら、それも何となく違うんじゃないかとは思う。

とはいえ、集団で何かを作ったりする場合、この仕事は尊いけれど、その仕事はそうでもない、という区分けがなされることはそれほど珍しくないんだろうな。この仕事は替えが聞かない、この仕事はキミじゃなくてもできるんだから、はい、さようなら。

音楽を聴くものとして、音楽を作った人、歌った人、奏でた人、録音した人、ミックスした人、マスタリングした人、流通させた人、その他、それまでの過程で色々な働きをした人に、うまい割合でお金を払いたいと思う。それらの働きをした人が、その働きに見合うお金を受け取って欲しいと思う。