マンション

「揺れるマンション」顛末記

今週末に管理組合の総会があるけど、建築基準の話とかになると話に出口を見つけにくくなりそうでちょっと憂鬱だな。住民として最も合理的な態度は何だろう。設計の資料の辻褄があっているかどうかを、僕とかが電卓片手に見てチェックすることは可能なんだろうか。第三者に頼んだとしても、その第三者(例えば一級建築士)を信用しちゃっていいの? 資料が正しいとして、マンションが資料のとおりに施工されたかどうかなんてわからないわけだし。

建築屋さんで働いていたときに、コストをカットしたり、サボリたかったりで、設計どおりに施工しない状態を放置することは珍しくなかった。設計を満たすことができないような金額で発注されて、「そんな仕事してたら赤字が出てやってられない」という理屈はとても不思議だったが(だって、そう思うなら受注しなきゃいいのに)、何となく働いていた。ものすごく辛くて、あんまり続かなかったけど。

マンションを買うときに、まだ建ってないマンションにお金を払うのはイヤだったけど、買わないとなくなっちゃうから買った。竣工のとき、気に入らないところはたくさんあって、家中をフセンだらけにしたけど、そのほとんどは直してもらえなかった。共用部分にあったキズは指摘しても「それは個人で言われても対処できません」と相手にしてもらえなかった。入居後におかしなところを見つけることもあるけれど、施工する人がこられる時間に家にいて(仕事を休むってことだよ)、訳のわかんない奴が家に入られるのもイヤ。

だめだなぁ。この方面の話をしていると、底なしで暗くなっちゃう。