ウォーゲームのテクニック

週末におこなったASL Starter Kitの対戦の余韻が、頭の中に残っている。非常に緊張するプレイだったし、あわただしくもあったし、もう少し自分と近いのレベルのプレイヤーとプレイしたいという気持ちもあった。

しかし、ここで覚えたことは多いし、同じようなプレイをまたしたい、という気持ちも強い。あのときにこうすれば、あのワザはここで使えるのでは、今度はこうしてみよう、などなど。

一言で言えば「ものすごく刺激的なゲーム」だったのだろう。

ウォーゲームのシステムを覚えることと、そのシステムをどう使うと効果的かを知ることは必ずしも同じではない。後者をここでは「テクニック」と呼ぶことにしよう。

件のASL Starter Kitのプレイで、対戦相手はたくさんの「テクニック」を提示してくれた。こうすればこうなり、こうしないとこうなる。それはいくつかのルールの積み重ねであったり、ルールを使う適切なタイミングであったりする。

そういったテクニックに自力で気付くことができるのは、この上なく嬉しいことである。逆にそれを他人から聞いてしまうのは、映画や小説の結末をバラされるような残念さがあったりする。

でも、映画や小説は最後まで見聞きすればその結末を知ることができるが、ゲームのテクニックがそういうものであるとは限らない。また、テクニックを知ったからゲームが終わるのではなく(そういうゲームもあるけど)、テクニックを身につけた上で、それに対抗するテクニックをさがしたり、そのテクニックを活用してプレイすることこそウォーゲームの楽しさのひとつなんだろう。

そのゲームに関する知識を豊富に持つプレイヤーがいるゲームは幸せだと思う。自分の好きなゲームについてテクニックを豊富に持っていたいと思う。その上で、相手に礼を欠かない態度でプレイできる礼節を持っていられたらなと思う。最後のひとつはゲーム以前の問題なのだろうとは思うが。

良いゲーマーになりたいな。