V・フォー・ヴェンデッタ

今週末で終わってしまうようなので、慌ててイクスピアリへ。以下、ネタバレ。


ものすごーく面白い、という訳ではないけれど、特に驚くことも、目新しいこともなく。丁寧にわかりやすく作ろうとしたのであれば、おおよそそれは成功しているように思う。

世の中の人たちが、政府がウソをついていることに気付いているという設定はちょっと面白い。逆に、どれほどその人たちが搾取されているかについての説明がないので、別に革命おこさなくてもいいじゃない、とすら思ったり。生物兵器の事故を起こした人たちが、それを利用して大儲けして、なおかつ権力を握っていることが不公平であるとは思うけれど、劇中の人々がそれほど不幸には思えなかった。問題は夜間に外出できないくらいか。同性愛だったり、その国でメジャーではない宗教だったりは、程度は違えど肩身は狭かったりするだろうし。

安易な比較だとは思うけれど、マトリックスはよくできた映画なんだなと思う。似たようなプロットにカンフーまで付いてきちゃうわけで。