不適切な改造

ガス器具による事故があって、その原因が取り付け工事における不正な改造だったという話を聞いて、ちょっと怖くなった。その後、改造がなかった場合においても事故は生じていて、という話が出てきたのだけれど、これで改造の危険性は話題に上らなくなってしまうんだろうか。

電気やガスを使う器具を取り付けてもらう事例は少なくないが、この作業が適切におこなわれているかどうかを知るすべを僕は持っていない。僕ではない多くの人もやはり持っていないのではないかと思う。取り付け作業において、どの程度の危険が存在するのかわからないし、取り付けられた器具の安全性を点検する方法も知らない。ましてや、取り付け作業者の故意や悪意があったならばどうすればいいのだろう。映画「ブラジル」のように、水だか空気だかが出てくるはずのチューブからウンコを出しちゃうことだってできたりして。

カーナビのテレビは、本来運転中に見ることができない仕様になっていて、でも取り付け作業においてその機能をOFFにできると聞いたことがある。それが本当かどうかも、運転中にテレビを見ちゃいけないかどうかも知らない(少なくとも僕は運転中に動画を見たいとは思わない。カーナビの画面も見たいと思わない)が、運転中にテレビを見ちゃいけないというルールがあったとして、その上で運転中に見れないはずのテレビを見られるようにしちゃうサービスがあるならば、その他の同種の「あんまり嬉しくない改造」があることを想像するのは難しくない。