カンコンキンシアター

家族が毎年見に行って、とても楽しそうにしているので、一度試しに見にいってみることにした。音楽ではない生ものをみるのは久しぶり。

以下、ネタバレかも。


4時間を超える(終わって11時過ぎ)長さながら、長いとは感じなかった。あらあら、もう終わっちゃうの?という感じ。途中、出演者の一人が「武蔵野線の終電が終わっちゃうので」と言って、客席を通って本当に(たぶん)帰ってしまったのだけれど、その時点でまだ10時過ぎくらいだろうと僕は思っていた。本当に終電の時間だった模様(といっても武蔵野線の終電はその他の電車より早そうだけど)。

とても楽しかった。テレビをあまり見ない僕にはわからないネタが少なからずあったけれど、それでも何となく笑える話がたくさんあったし、考え込む必要もなければ、暗い気持ちになることもない、「肩のこらないお笑い・プラス・エロネタ多め」といったところか。まだまだ自分は笑うことができるんだなとちょっと安心した。

ウド鈴木は、うまいんだか、天然なんだかよくわからない。実は計算されていたり、書かれた本をきっちり演じていたりするんだろうか。

始終ロレツの怪しかったゴウシュウという人は、演技としてああいう挙動なのかと思ったのだけれど、家族によると本当にああいうロレツの人らしい。かなり面白かった。

ずんの飯尾がとても面白くて驚いた。亀井静香のモノマネ芸は質量共に今回最も楽しませてもらった。

関根勤のテレビでは見られないブラックなネタや、長いネタは、面白いと思う以上に「ああ、こういう場所があってよかったね」と嬉しく思うものだった。内容も方向性も違うけれど、1981年(うぁ、25年前だよ)のタモリの「ラジカル・ヒステリー・ツアー」を思い出した。