ブラック・ダリア
うっかりしているうちに、イクスピアリでのレイトショーが終わっていた。慌てて本八幡を訪問したところ、鷹の爪団による「上映中の注意」が見られたのでこれはこれでラッキー。
以下、ネタバレ。
期待はしていなかった。ファム・ファタールがあまりにもすばらしい「デ・パルマ的映画」だったので、こういうのは向こう何年かは出てこないんじゃないかと思っていたし。その意味では、ちょこちょこと出てくるデ・パルマ風味は心地よかった。例えば、
- 螺旋階段
- 鏡
- スローモーションで落ちていく2人 (これはホントにすばらしい)
- 主人公のトラウマを表すと思われる幻覚で終わる映画
。。。といったあたりか。エリザベスの死体を最初に発見するおばちゃんもなかなかよろしい。
問題は、ストーリーを理解しきれなかったところか。これは見ていた僕に問題があるのかもしれないが、途中で話を追いかけきれなくなってしまった。ダリアって誰だっけ?とか思っちゃうくらい混乱した。かといって、もう1回見ようと思うほど魅力的な映画にも思えないところがこれまた何とも。