Burnside Takes Command ソロプレイ

シナリオ「Battle Of Fredericksburg」。フレデリクスバーグにおける北軍の正面突撃とその前日の2日を扱う。

現実においては北軍がメアリー高地に正面突撃して粉砕されたが、このシナリオにおいて北軍はフレデリクスバーグの上流または下流に別の浮橋を架設する選択肢を持っている。南軍がフレデリクスバーグ周辺の陣地のみにこだわった場合、北軍はより後方の目標を1個奪取すれば、戦うことなく勝利することができる。北軍はフレデリクスバーグ周辺の目標に対して圧力をかけつつ、橋を架設する部隊をばらまいて南軍をゆさぶり、南軍は限られた部隊で敵の作戦に対応しなければならない。

また、現実において北軍が突破寸前まで進んだハミルトン交差点付近に南軍騎兵のみが守っているヘクスがあり、南軍としてはここにも増援を送らなければならず、限られた部隊を火消しに走り回らせなければならないように見える。

フレデリクスバーグの戦いということで、正面突撃のみの退屈なシナリオを想起したけれど、会戦の周辺において取られ得た選択肢を盛り込むことで、より興味深いゲームを提供してくれそうなところは、GCACWシリーズの面目躍如なのではないかと思う。ただ、A3程度の広さのマップに両軍あわせて8個軍団がひしめくため、マップを拡大コピーしてプレイした方がいいかもしれない。