ジーコ

テレビの放映時間のせいで負けたかも、というようなコメントをジーコがしたらしい、という話をネットで読んで、Jリーグ1年目の優勝決定戦の後に「審判が全員緑色の服を着ていた」とジーコが言ったらしい、という話を思い出した。

Jリーグ1年目の優勝決定戦はベルディとアントラーズの対戦で、ベルディが勝った。ジーコペナルティキックの直前にボールにツバをはきかけて退場になったように覚えている。ジーコは「あれはおまじない」と言ったと聞いたけど、「緑色の審判」はベルディびいきの審判だと言いたかったのだろうと僕は理解した。

テレビを見ていた僕は、審判がひいきだったかどうかはわからないけれど、何かベルディびいきっぽいテレビの雰囲気を感じつつ(4チャンネルだったかもしれない)、ベルディへのあんまり根拠のない反感を持ちつつ、でもツバをかけたり、試合後にそういうコメントをしたりするのもなんかパっとしないなぁ、と思ったように覚えている(もしかすると、ベルディはよくない、Jリーグもよくない、とか思った可能性もあるけど、よく覚えてない)。

ジーコという人はこういうタイミングにこういうコメントをしてしまう人なんじゃないかと感じる。それが良いとか悪いとか、正しいとか誤っているとかは、正直どうでもいい。言いたくなる気持ちも何となく理解できるし、言わなくてもいいんじゃないのかなぁとも思えるけれど、僕はサッカーをよく知らないし、ドイツの昼間がどんな天気なのかもよくわからないし、国を代表してスポーツしたことなんてないし。