グラフィティ・ブリッジ

廉価版DVDを購入から数か月が過ぎていたとは思うが、ようやく観賞。制作年が1990年ということは、16年を経てようやく観賞とも言える。アルバム「Graphiti Bridge」は発売日(前日かも)に池袋のタワーレコード(雑司が谷明治通り沿いにあった)で購入して聴いたように覚えている。「サントラは映画を見るまでは聴かない」という家訓の例外だったのだな。

プリンス/グラフィティ・ブリッジ 特別版

以下、ネタバレ。


ストーリーが理解できなかった。理解できて、面白いと思えるストーリーであったならばより幸せだっただろうとは思うが、このままでも全然悔しくない。あの曲が、この曲が、ああこの人が、あの人が、歌う、踊る、あぁこんな格好で。。。すげぇ。プリンスの顔もでかいし(笑)。

出演しているミュージシャンを面白く思えない人にとって、拷問のような映画であっただろうことは、想像に難くない。心の底から同情する。あなたは悪くない。

それにしても、この映画に登場する「ライブハウスな街角」があるなら、そこは天国かもしれないと思う。プリンスに、(ジャム&ルイスもいる)ザ・タイムに、ジョージ・クリントンですよ。お金がいくらあっても足りないというか、聖地ですな、ここは。文字通りの(死んだ人がいくらしい)天国なのかもしれない。

CDに収録されたテイクとちょこっと違う部分が随所にあったりして、サントラ好き心をくすぐる。特にCDの1曲目のデモ版は、「パープル・レイン」の劇中に流れるデモ版と並んで、欲しいなぁと思わされる楽曲。