杏祭り

店頭の杏が随分赤くなってきた。そろそろ杏の季節は終わりなんだろうか。早いなぁ。一年中安価に購入できる農産物は多いけれど、季節限定のものもまだまだ多い。杏であれ、それ以外であれ、その季節を感じることができるのはあと何回なのか。時が経って、例えば味覚や嗅覚が衰えてしまって、その季節を楽しむことができなくなったりするんだろうか。物悲しい。

今年はかつてないほど杏をあれこれと楽しむことができた。

  • 生で - すっぱいばかりで、あまりおいしいとは思えない。熟して赤くなってくると酸味は減ってくるが、甘みが増えるわけではないように感じる。
  • ジャム - このところ、毎年家族が作ってくれていた。自家製ジャムの中でも最もおいしいと思えるものかもしれない。
  • 砂糖漬け - ジャムとはちょっと違うスッキリ感。水で割って飲んだり、そのまま食べたり。
  • 焼き杏 - 半分に割って、種の穴に上白糖を入れて、魚焼きグリルで焼く。甘みより酸味な感じだけれど、焼いて水分が飛んだ分、甘みが強まるようにも感じる。
  • 焼き杏2 - くし型に切って、砂糖をどっさりかけて、魚焼きグリルで焼く。かなり水が出てしまうが、ジャムに比べるとシャバシャバで味が薄まる感じ。
  • 杏仁酒 - 種と氷砂糖とホワイトリカー。結果は3か月後。